【画像】金正恩の影武者説を一覧で紹介!15人説や耳・歯の違いを検証

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)氏について、以前からネット上で取り上げられている「影武者説」。

耳や歯の形を比べた画像だけでなく、影武者が15人いるという話まで見かけます。

そこまで具体的な数字が出ていると、どんな人がいるのか、一覧で見てみたくなりますよね。

今回は、金正恩氏の影武者説で挙げられる比較ポイントを一覧にしながら、15人説の根拠や、過去の報道で分かったことを見ていきましょう。

目次

金正恩の影武者は15人?名前の一覧はある?

金正恩氏の影武者が15人いるという説はありますが、今回確認した報道や関連記事では、15人の実在を裏付ける名簿や身元の情報は見つかりませんでした。

ネット上の比較記事には、異なる時期の金正恩氏の写真を並べて、影武者ではないかと説明しているものがあります。

ただ、写真に写る姿を一つずつ数えても、その枚数と実際の人数が同じとは限りません。

「15人」と聞くと、一人ひとりの名前や担当が分かっているようにも感じますが、確認できた記事は、そうした人物一覧にはなっていませんでした。

また、2021年10月28日には、韓国の情報機関である国家情報院が、当時の金正恩氏の影武者説を否定したと報じられています。

金正恩氏の姿が変わったことについて、情報機関が説明した内容もあるんですね。

では、ネットでは具体的にどんな部分が比較されているのでしょうか。

噂の内容と、確認できたことを並べてみました。

金正恩の影武者説一覧!耳・歯・体型の違いは?

影武者説でよく取り上げられるのは、耳の形や歯並び、体型、髪型、会釈などです。

以下は影武者と確認された人物の一覧ではなく、ネット上で挙げられている比較ポイントの一覧です。

比較される点噂の内容確認できたこと・注意したい点
耳・耳たぶ写真によって形が違う撮影条件の異なる写真の比較で、別人だという裏付けは確認できない
歯・口元歯並びや前歯の見え方が違う口の開き方や画像の鮮明さも確認が必要
体型・輪郭痩せた姿は別人ではないか2021年には韓国の情報機関が約20キロの減量と分析
髪型髪の長さや整え方が違う髪型の違いだけでは、人物が入れ替わった証拠にならない
会釈・表情普段と違う動きは影武者の癖ではないか仕草から別人と裏付けた情報は、今回の調査では見つからない

それぞれの話を追ってみると、写真の見た目から生まれた推測と、情報機関の分析が混ざっていることが分かります。

耳の形や歯並びで見分けられる?

耳や歯の違いは、以前から影武者説の記事で取り上げられてきたポイントです。

ただ、今回確認した比較記事には、写真の出典が分からないものもありました。

いつ、どこで撮影されたかが分からないと、比較の前提から迷ってしまいます。

耳を比べるなら、左右のどちらの耳なのか、顔の向きがそろっているかも気になるところ。

口元も、笑っている写真と口を閉じかけた瞬間では、見えている範囲が違います。

小さな切り抜き画像で違って見えた部分が、元の写真でも同じように見えるのか。

そこまで確認したいですね。

耳や歯の比較で影武者の身元が判明したという情報は、今回読んだ報道では見つかっていません。

痩せた姿には約20キロ減量との分析も

体型の変化については、2021年当時の具体的な分析が報じられています。

ブルームバーグ配信の東洋経済オンラインの記事によると、韓国の国家情報院は、2019年に約140キロあった金正恩氏の体重が、その後約20キロ減ったと報告しました。

その判断には、顔の解析や体重の変化を追うモデル、高解像度の動画などを使ったと、説明を受けた韓国の国会議員が記者団に話しています。

米ABC Newsも、AIなどを使った分析が行われ、影武者説には信憑性がないと判断されたと伝えています。

約20キロというのは、かなり大きな変化です!痩せた姿を見て驚く人がいたことも想像できますが、当時の韓国側の説明は別人への交代ではなく減量だったんですね。

なお、この数字や分析は2021年当時のものです。現在の体重や健康状態を示す数字ではありません。

会釈や表情の違いは影武者の証拠になる?

比較記事の中には、工場の責任者に一礼する様子を、影武者説と結び付けているものもありました。

ただ、そこで根拠とされていたのは、金正恩氏本人なら会釈をしないはず、という見方です。

本人の行動を常に確認できるわけではないので、この前提だけで判断するのは難しそうです。

笑っている場面と真剣な表情の場面を並べれば、受ける印象にも差があります。

静止画で気になった仕草は、前後の映像も見てから考えたいところです。

金正恩の影武者説が注目された時期

影武者説を調べると、2020年の公の場への再登場と、2021年の減量をめぐる話が出てきます。

出来事の時期を分けて見ると、噂が取り上げられた流れもつかみやすくなります。

2020年は20日ぶりに公の場へ登場

2020年5月2日、聯合ニュースは、金正恩氏が前日の5月1日に肥料工場の竣工式へ出席したと、北朝鮮の国営メディアをもとに報じました。

公の場に姿を見せたのは、4月11日の党政治局会議以来、20日ぶりでした。

その間、祖父・金日成氏の誕生日に当たる4月15日の行事に姿を見せなかったことなどから、健康状態をめぐる憶測が出ていました。

公開された写真には、テープカットをしたり、周囲の幹部と笑顔で話したりする姿が写っていたといいます。

この再登場後、耳や歯などの違いを指摘するSNS投稿も、海外メディアで取り上げられました。

しばらく姿が見えなかった後の写真だったことも、比較に関心が向く一因になったのかもしれません。

ただ、姿が見えない期間があったこと自体は、別人になったという証拠ではありません。

2021年には加工された比較画像も出回っていた

ここで気になったのが、AFPが2021年10月19日に公開した画像の検証記事です。

Facebookで広まった、2019年と2021年の姿を比較する画像について、2021年側の顔をさらに細く見せる加工があったと報告しています。

AFPは元になった写真を探し、2021年9月9日の北朝鮮の建国記念行事の写真と照合していました。

実際に減量したとみられることと、出回っている比較画像が本物であることは、分けて考える必要があるんですね。

同記事では、加工画像を見て大きく痩せたと受け止めたり、歯まで違うと感じたりした利用者の反応も紹介されていました。

元の画像が加工されていれば、その画像を詳しく見比べても判断を誤ってしまいます。

比較写真のインパクトだけでなく、どこから出てきた写真なのかが大切だと感じました。

ただし、AFPが確認したのは、その比較画像の加工です。

影武者説に使われる画像すべてが加工されていると証明した記事ではありません。

金正恩の影武者についてよくある疑問

最後に、影武者説と一緒に気になりやすい、そっくりさんや拡散された動画の話も見ておきましょう。

そっくりさんのハワードXは影武者?

ハワードXさんは、金正恩氏のそっくりさんとして報道されている人物です。

今回確認したAFPの写真特集などでは、金正恩氏の公務を代行する人物としては紹介されていません。

2026年9月21日にも、愛知・名古屋アジア大会の女子サッカーの韓国対北朝鮮戦に姿を見せたと、共同通信配信の記事で報じられました。

見た目が似ている人が実在することと、その人が本人に代わって公式行事へ出席していることは、別々に確認したい話です。

市場を歩く動画は金正恩本人だった?

2020年には、金正恩氏が台湾の市場にいるなどと説明された動画についても、AFPが検証しています。

映っていたのは、タイの事業主で、金正恩氏の物まねをするウタネ・ルアンサントンさん。

AFPは広報担当者に確認し、香港で撮影された映像だと伝えました。

しかも、この動画は少なくとも2018年からネット上に出ていたものだったとのこと。

人物だけでなく、撮影場所や時期の説明も違っていたんですね。

こうした映像を見かけたら、本人の近況なのか、そっくりさんの過去の映像なのかも確認しておきたいところです。

まとめ

今回は、金正恩氏の影武者説について、噂の比較ポイントや過去の報道を見てきました。

  • 影武者15人の名前や身元を裏付ける一覧は、今回の調査では見つからない
  • 比較されるのは耳・歯・体型・髪型・会釈など
  • 韓国の国家情報院は2021年当時の影武者説を否定
  • AFPが加工を確認した比較画像や、そっくりさんの動画の誤情報もある

「15人」という数字は印象に残りますが、調べてみると、人物の身元まで分かっている話ではありませんでした。

今後、影武者説について新たな裏付けのある報道が出ましたら、こちらの記事にも追記していきたいと思います。

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