兵庫県が、斎藤元彦知事の定例記者会見に菅野完さんの出席を認めないと判断し、注目を集めています。
ニュースを見て、「菅野完って何者?」「どんな経歴の人なの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、菅野完さんは政治・宗教団体・社会問題などを取材してきた著述家です。
過去には『日本会議の研究』がベストセラーとなり、森友学園問題でも籠池泰典氏への取材を通じて広く知られるようになりました。
今回は、菅野完さんが何者なのか、これまでの経歴や現在の活動を見ていきましょう!
菅野完が話題になった理由|兵庫県知事会見への出席を拒否
菅野完さんが改めて注目されたきっかけは、兵庫県が斎藤元彦知事の定例記者会見への出席を認めなかったことです。
菅野さんはフリー記者として兵庫県知事の会見に参加し、斎藤知事へ質問を重ねてきました。
しかし、2026年6月の会見で知事を人殺しと呼ぶ趣旨の発言をしたことなどが問題視され、兵庫県政記者クラブは一時、菅野さんの参加を認めない措置を取っています。
その後、菅野さんが謝罪と再発防止策を示したことで記者クラブは再参加を認めましたが、兵庫県側は2026年10月、会見への出席を認めないと判断しました。
斎藤知事は10月7日の会見で、円滑な会見運営の観点から判断したと説明。
一方、県政記者クラブは、知事が特定の記者を選別することにつながりかねないとして反発しています。
菅野さんの発言の適切さだけでなく、行政側が記者の出席を拒否できるのかという点でも議論になっているのです。
菅野完は何者?政治分野を取材する著述家
沖縄県知事選のデニー氏の応援のため、 やってきた怖いおっさん、菅野完氏。 玉城デニーさんは、 なぜか反社みたいな人に人気がありますね。 https://t.co/8wJwFeYYKz
— 内憂外患 (@child_story) September 12, 2026
菅野完さんは、政治や宗教団体、社会運動などを主なテーマとして執筆・取材活動を続けている著述家です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 菅野完 |
| 名前の読み方 | すがの たもつ |
| 生年 | 1974年 |
| 出身地 | 奈良県 |
| 職業 | 著述家・フリージャーナリスト |
| 別名義 | noiehoie(ノイホイ) |
| 主な著書 | 『日本会議の研究』『保守の本分』『日本のカルトと自民党』など |
テレビに頻繁に出演するタイプではありませんが、政治ニュースを追っている人の間では以前から知られた存在です。
「ノイホイ」という呼び名を見かけることもありますが、これは菅野さんが過去の執筆活動などで使用していた「noiehoie」という名義に由来します。
現在は著述活動に加え、記者会見への参加や動画配信、メールマガジンを通じて政治に関する情報を発信しています。
菅野完の経歴|会社員からベストセラー作家へ
菅野完さんは、最初から記者や作家として活動していたわけではありません。
一般企業で働きながら文章を書き始め、会社員を辞めたあとに政治分野の取材・執筆を本格化させました。
会社員として働きながら執筆活動を開始
菅野完さんは、一般企業の会社員として勤務するかたわら、社会問題や政治に関する執筆活動を始めました。
退職後の2015年ごろから、雑誌やオンラインメディアへ政治分野の記事を提供する活動を本格化させています。
同年には「ハーバー・ビジネス・オンライン」で、保守系市民運動を追った連載「草の根保守の蠢動」をスタートしました。
政治家本人だけでなく、政党や政治団体を支える草の根組織の動きに注目した取材が、菅野さんの特徴といえそうです。
『日本会議の研究』がベストセラーに
菅野完さんの名前が広く知られるきっかけとなったのが、2016年に出版された『日本会議の研究』です。
同書では、保守系団体「日本会議」がどのように成り立ち、政治と関わってきたのかを、資料や関係者への取材をもとに追っています。
『日本会議の研究』はベストセラーとなり、第16回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞の草の根民主主義部門奨励賞を受賞。
さらに、第1回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞の読者賞にも選ばれました。政治団体を扱った一冊が、複数の賞で評価されたのは大きな実績ですね!
森友学園問題の取材で一躍注目
菅野完さんが一般にも知られるようになったのは、2017年に大きな問題となった森友学園をめぐる取材です。
菅野さんは、当時の森友学園理事長だった籠池泰典氏に取材し、報道各社と籠池氏をつなぐ窓口のような役割を担いました。
籠池氏側が主張した寄付金に関する払込票の写しを公開したほか、財務省との交渉を録音した音声データが報道機関へ渡る際にも関わっています。
森友学園問題そのものを最初に報じた記者ではありませんが、籠池氏側への継続的な取材で注目された人物であることは間違いありません。
当時の映像や報道で菅野さんを見たことがある方も多いかもしれませんね。
菅野完の現在の活動は?
現在の菅野完さんは、著述家として政治や行政に関する発信を続けています。
- 政治ニュースを扱う動画配信
- メールマガジン「菅野完リポート」の発行
- 政治・行政に関する取材
- 兵庫県知事の定例記者会見への参加
近年は特に、斎藤元彦知事をめぐる兵庫県政の問題を追い、会見で直接質問する姿が注目されてきました。
一方で、質問の仕方や強い言葉遣いが問題視されることもあり、今回の会見出席拒否につながっています。
資料を読み込み、政治家へ厳しく質問する取材姿勢で知られる一方、その表現や振る舞いをめぐって賛否が分かれる人物ともいえそうです。
まとめ
今回は、菅野完さんが何者なのか、経歴や現在の活動を紹介しました。
- 菅野完さんは1974年、奈良県生まれの著述家
- 政治・宗教団体・社会問題などを中心に取材している
- 『日本会議の研究』がベストセラーとなり、複数の賞を受賞
- 森友学園問題では籠池泰典氏への取材で注目された
- 現在は兵庫県政の取材や政治ニュースの発信を続けている
菅野完さんは、単なる政治系配信者ではなく、長年にわたって資料調査や現場取材を続けてきた著述家です。
今回の問題では菅野さんの発言だけでなく、行政と記者会見のあり方も問われています。
会見への出席をめぐる判断が今後どうなるのか、引き続き注目されそうです。