川口市議の岡本さゆりさんをめぐり、日本人を「根っからの差別主義者」と表現した投稿画像が再び拡散し、批判が広がっています。
反差別を掲げる議員から出た強い言葉だけに、何が書かれていたのか、どんな発言が問題になっているのかが気になりますよね。
さらに、過去には高校生の個人情報公開や、交通死亡事故についての誤った発信も問題になりました。
今回は、日本人批判の投稿の流れを具体的に読み解きながら、過去の騒動と本人の対応まで見ていきます。


川口市議・岡本さゆり氏の日本人批判投稿に批判集中
岡本さゆりさん、この画像も捏造ですか? 日本人を一括りにして"根っからの差別主義者"だと日本人差別してますけど。 https://t.co/qui2AfvSmQ
— 鯱鉾 🇯🇵 (@758_kinsyachi) September 26, 2026
岡本さゆりが日本人を一括りにして"根っからの差別主義者"だと日本人差別してたポスト、 まだ残ってたんで魚体取りました。 https://t.co/7VnIK6bim0
— 鯱鉾 🇯🇵 (@758_kinsyachi) October 9, 2026
今回取り上げられているのは、岡本さんの過去のX投稿として拡散している画像です。
その中には、日本人を根っからの差別主義者と表現し、自覚するよう求める文章がありました。
2026年10月9日には、この言葉を紹介する投稿が広まり、市議としての言葉遣いや、反差別という本人の立場との矛盾を指摘する批判も出ています。
元投稿の引用表示では、投稿日は2025年3月15日となっています。
岡本さんが川口市議に初当選したのは2026年2月なので、この発言は市議になる前のものです。
新たに同じ発言をしたという話ではなく、過去の投稿が現在の議員活動と結び付けて再び取り上げられた経緯があります。
岡本さゆりの日本人批判投稿には何が書かれていた?
投稿は、外国人への差別が選挙で支持を集める手段になっているという批判から始まります。
その後、日本人への強い非難や、過去の歴史的事件への言及へと続いていました。
「外国人差別」は票になると主張
投稿の冒頭では、外国人への差別が票につながると主張しています。
「外国人差別」は票になるんだよ
岡本氏の投稿の一部(出典)
続けて、外国人に帰国を求めたり、犯罪者として扱ったりすれば大衆が喜ぶという趣旨を述べています。
ここでは、外国人への反感を利用して支持を集める政治や、それに賛同する人たちを批判していると読めます。
ただ、画像の文章だけでは、具体的に誰の選挙活動や、どの発言を指しているのかまでは分かりません。
日本人を「根っからの差別主義者」と表現
その後、投稿は相手に考え直すよう求める文章へ進み、次の言葉が出てきます。
おまえら日本人は、根っからの差別主義者ってことを自覚しろっつーの
岡本氏の投稿として拡散している画像の一部(出典)
特に批判されたのは、おまえら日本人と呼びかけ、根っからの差別主義者と決め付けるような言い方です。
「根っから」という言葉は、ある発言や行動だけでなく、その人の性質そのものを非難する響きがあります。
この文面では、どの差別行為をした誰を批判しているのかが示されないまま、日本人という括りで強い言葉が向けられています。
それでは、日本人全体を差別的な人たちと見ているように受け止められても不思議ではありません。
外国人を国籍や出身で一括りにしないよう求める本人が、日本人には同じような決め付けをしているのではないかという点が、批判の中心になりました。
過去の虐殺事件や満州に言及し、「アホ共」と呼んだ
画像の後半では、過去の朝鮮人虐殺事件に言及し、同じようなことを繰り返すのかと問いかけています。
さらに、民間人を殺し、満州を作るのかという趣旨の文章も続いていました。
最後には、歴史から学ぶよう求める言葉とともに、相手を「アホ共」と呼んでいます。
外国人への差別を過去の惨事と結び付け、強く警告しようとした文章だと読めます。
しかし、相手を侮辱する言葉まで使うと、差別をなくすための訴えより、日本人への攻撃という印象が強くなってしまいますよね。
今回の批判は、日本人を一括りにする表現と、相手を見下すような言葉遣いの両方に向けられています。
岡本さゆりは過去にも炎上?問題になった投稿・行動まとめ
岡本さんについては、今回の投稿画像に加え、以前の発信や街頭での行動も取り上げられています。
それぞれ何が問題になったのか、投稿の内容と当事者の説明を見ていきましょう。
①川口の治安悪化を「ルールを守らない日本人のせい」と投稿
2026年7月24日には、川口の治安について次のように投稿しました。
ルールを守らない日本人のせいで川口の治安悪くなってしまいすみません🙇♀️
岡本氏のX投稿/S掲載(出典)
この投稿を紹介した記事では、コンビニでの被害に関する初鹿氏の投稿を受けた発信だったと補足されています。
文面には「ルールを守らない」という限定がありますが、特定の店での被害を、川口全体の治安と日本人の国籍に結び付けたようにも読めます。
そのため、治安悪化を日本人のせいにしているのではないかという反発につながりました。
国籍を問わず、実際に迷惑行為をした人の行動を批判すべきではないかという点が問われた発言です。
②「日本は前科者の国」と表現した
2026年9月25日には、国連憲章の旧敵国条項を根拠に、日本が不穏な動きをした場合は攻撃が許されるという趣旨の投稿をしました。
さらに、防衛費に多くの予算を使うことも不穏な動きと解釈され得ると述べ、次の言葉を続けています。
日本は前科者の国であることを、我々は認識すべき
岡本氏の9月25日の投稿として掲載/トレンドニュース(出典)
過去の戦争を理由に現在の日本を前科者の国と呼ぶ表現と、旧敵国条項の説明に批判が出ました。
外務省は、旧敵国条項について既に死文化しているという認識を示しています。
2026年9月29日の外務大臣会見でも、1995年の国連総会決議や2005年の成果文書を挙げ、どの国もこの条項を根拠に行動する余地はないと説明しました。
条文が残っていることをもって、現在の日本への攻撃が認められるとする説明は、日本政府の公表している認識と食い違います。
③高校生の氏名・学校名・顔写真を公開したと報道
2026年9月には、高校1年生の氏名・学校名・顔写真をSNSに投稿したと報じられました。
残っている投稿表示では、岡本さんが高校生の名前や学校・学年を挙げ、川口市の治安を荒らしている日本人だとする文章が確認できます。
続く文章では、外国人ではなく日本人男性が治安を乱しているという趣旨を述べ、相手側を「右翼暴力団体」と呼んでいました。
9月27日の報道では、見かけたら110番通報するよう呼びかけたことも伝えられています。
批判されたのは、未成年を名指しで非難し、個人を特定できる情報も公開したことでした。
投稿は削除されたと報じられていますが、保存画像が拡散したため、その後も批判が続いています。
なお、相手を暴力団体と呼んだのは岡本さん側であり、今回確認した資料では、その高校生が実際にそのような団体に所属しているかは確認できませんでした。
④死亡事故について「双方過失」と発信した
2026年1月に川口市で19歳の男性が亡くなった交通事故について、誤った情報を広めたとして批判されました。
事故では、赤信号を無視して交差点に入った車が、青信号で進んでいた男性のバイクに衝突したと報じられています。
一方、SNSにはバイク側が赤信号で入ったとする誤情報も出回り、岡本さんは関連する投稿を引用していました。
5月15日には、自身も次のように説明しています。
事故は、警察や映像等により双方過失の事案として扱われています。
岡本氏の5月15日のX投稿を転載した記事/肥モン(出典)
「双方過失」は、車側だけでなく、亡くなった男性にも落ち度があるという意味です。
同じ投稿で岡本さんは、被害者を加害者扱いしていないと否定し、外国人という属性だけで恐怖や敵意をあおるのは差別だという趣旨も述べていました。
しかし、遺族は、事故について誤った情報を広め、被害者にも責任があるように伝えたことに反発しています。
9月17日には車の運転手に拘禁刑1年6か月の実刑判決が言い渡されたと報じられ、翌18日に岡本さんはこれまでの引用を訂正する投稿をしました。
⑤安倍元首相の顔写真を使った射的への投稿
2026年6月7日には、安倍晋三元首相らの顔写真を的にした射的ブースについての投稿も問題になりました。
報道によると、イベントでは政治家の顔写真を水鉄砲で撃つ企画が行われており、岡本さんは写真に次のような言葉を添えました。
アベが死んだ時こういうのもありましたよね!(笑)
岡本氏の6月7日の投稿として掲載/coki(出典)
さらに、皮肉が効いていると評価するコメントも付けていたと伝えられています。
銃撃で亡くなった人の顔写真を的にする企画に笑いを添えたことで、故人や遺族への配慮を欠くのではないかという批判を招きました。
⑥街頭演説で対立し、警察への連行について反論
2026年9月27日には、四街道市議のふじわらちかこさんが、街頭演説中の岡本さんの行動を問題視しました。
ふじわらさんは、岡本さんが演説を妨害するために押しかけて座り込み、最終的に警察に連行されたと投稿しています。
これに対し、岡本さんは、相手からマイクを貸すと言われたため近くまで行ったのに、後から断られたという趣旨で反論しました。
あと連行されてません😅
岡本氏の9月27日のX投稿/Yahoo!リアルタイム検索表示(出典)
演説を妨害されたとする相手側と、マイクを貸すと言われて近づいたという本人とで、現場での経緯の説明が食い違っています。
本人は警察への連行を否定しており、今回確認した資料では逮捕の事実も確認できませんでした。
岡本さゆりは謝罪した?本人の対応と議会の注意
今回の日本人批判の投稿については、確認した資料の中で、本人の訂正や謝罪を見つけることはできませんでした。
一方、交通死亡事故については、2026年9月18日に引用を訂正し、謝罪する投稿をしています。
どの件について謝罪したのかを、混同しないように見ていく必要があります。
交通事故については9月18日に引用を訂正・謝罪
岡本さんは、関係者から直接話を聞いていたものの認識に誤りがあったとして、裁判で示された事実認定を確認し、これまでの引用を訂正すると説明しました。
誤解を招く発信になったことを謝罪し、今後は確認できていない情報や憶測をもとに引用することを控えるとも述べています。
ただ、遺族は、以前から誤りを指摘して訂正を求めてきたのに無視されていたと反論しました。
自分たちは人種差別の話をしているのではないと説明し、今後は息子の死亡事故について発信しないでほしいとも求めています。
訂正や謝罪の投稿が出ても、遺族がそれまで訴えてきた経緯への不満は残っていました。
議長から注意を受け、苦情は9月29日時点で347件
川口市議の奥富精一さんは10月1日、9月18日に議長から岡本さんへ注意が行われたと説明しました。
理由は、交通死亡事故について事実ではない情報をSNSで拡散したことです。
9月29日の各会派代表者会議で、その対応が報告されたとしています。
奥富さんの説明を伝えた報道では、苦情の件数は次のように示されています。
| 集計・内容 | 件数 |
|---|---|
| 9月18日までの岡本氏への抗議 | 277件 |
| 上記277件のうち、交通事故に関するもの | 85件 |
| 9月29日時点の岡本氏への苦情 | 347件 |
85件は277件に含まれる数で、別に足し合わせるものではありません。
また、347件は今回再び拡散した日本人批判投稿だけへの苦情の数ではなく、高校生への投稿だけの件数としても発表されていません。
複数の発信や行動に対する批判が寄せられていたことが分かります。
まとめ
岡本さゆりさんの日本人批判投稿と、過去に問題になった発信や本人の対応を見てきました。
- 日本人を根っからの差別主義者と表現した投稿画像が再び拡散
- 元投稿の引用表示は2025年3月15日で、市議初当選前の発言
- 日本人を一括りにする表現と、相手を侮辱する言葉に批判
- 過去には高校生の個人情報公開や死亡事故の誤情報拡散なども問題化
- 交通事故については9月18日に引用を訂正・謝罪し、議長からも注意
今回の投稿は、もう少し違う言い方ができなかったのかと感じますね。
ただ、外国人への偏見や差別をなくしたいという考え自体を、否定するつもりはありません。
言葉の強さで、その主張まで伝わりにくくなっているとすれば、もったいない気もします。
発言には疑問が残りますが、それだけで岡本氏の人柄や活動のすべてを否定するのは避けたいところです。

